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3回生向け研究室情報

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概要

現在,本研究室ではコンピュータグラフィックスとその周辺に関わるさまざまな技術の開発に合同で取り組んでおり,CGシミュレーションゼミとアニメゼミの2つのゼミに分かれて活動しています. 研究の対象はコンピュータグラフィックス分野におけるモデリングとレンダリングの技術,固体や流体の物理法則に基づくシミュレーションの技術,科学技術計算や利用分野のための可視化技術,3次元都市モデルの生成に関わる技術など多岐にわたります. また、アニメゼミではイラストを用いた顔角度推定などのアニメーション制作を支援する技術を研究しています.



3次元形状のモデリング

コンピュータグラフィックスの分野では3次元形状を表現するためのさまざまな技術があり,目的に応じて使い分けられています.

本研究室では特に「3次元計測を利用して実物体の形状を正確に再現する」「単純な操作で3次元曲面モデルを作る」「滑らかな曲面を表現する」といった特徴を生かしたモデリング技術の開発に取り組んでいます.

キーワード

形状計測,曲面モデリング,陰関数曲面



3次元形状のレンダリングと可視化

本研究室では曲面のレンダリングや科学技術計算のための可視化に関する技術の開発にも取り組んでいます.

レンダリングでは「速さ」と「品質」を高いレベルで両立すること,可視化ではユーザの知りたい情報を視覚的に提供することが求められます.

本研究室ではレンダリングの理論・アルゴリズム・ハードウェアといった多面的なアプローチで新しいレンダリング技術の開発を進めています.

キーワード

レイトレーシング,ボリュームレンダリング,AO



3次元CGとシミュレーション

自然現象をコンピュータ上で再現するシミュレーションの技術は,コンピュータグラフィックスでも重要な要素の一つです.

本研究室では,ゴムのように柔らかい物体の変形を正確に再現する,水が流れるシーンを作成する,複雑な3次元物体の力学的な特性を調査するための手法を開発するなど,CGとシミュレーションに関わる技術の開発に取り組んでいます.

キーワード

流体シミュレーション,血流解析,GPU



アニメ作画支援

本研究室では日本のアニメ文化に関する研究も行っており, アニメ・イラスト制作に貢献すべく関連技術を研究しています.

例えばイラストにおける顔のバランスを評価するモデルや、アニメ画像から顔角度を推定するモデルの開発を進めています.

キーワード

アニメ,GAN,CNN,オートエンコーダ

図:顔パーツのバランスが良い配置を推定する