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Research


研究のOverview

 

医用画像AI

 

医用画像VR

 

GANによる画像生成

 

超解像技術

 

その他の応用

 

AIで肝臓がんの画像診断を支援

 

 

肝臓は生命に欠かすことのできない様々なたんぱく質や糖などの合成や、不要な物質の代謝や毒物の解毒など、重要な働きをしている。肝臓が病気のため肝機能を失うと、人は死に追い込まれることがよくある。肝臓がん(正確には肝細胞がんという)は、肝臓の最も深刻な病気の一つであり、通常慢性肝疾患、特にB型肝炎、C型肝炎を背景とする患者が多い。世界的に見ると肝臓がんは、日本を含む東アジアに特に多く、国別の患者数は、中国が年間30万人で最も多く、日本は4万人で2番目に多い国になっている。このほか韓国や台湾にも多く、アジア全体で世界の肝臓がん患者の7割以上を占めている。肝臓がんは21世紀の国民病とも言われ、平均5年生存率が30%程度とがん全体の中でも極めて低く、正確な診断に基づく早期発見が求められる。一方、肝臓は”沈黙の臓器”とも言われ、肝臓が疾患になっても肝臓の能力が30%以下にならないと症状が出ない。そのため、肝臓がんの診断は難しく、しばしば診断が遅れる。本研究室では、中国の浙江大学、滋賀医科大学などと連携し、人工知能(AI)を用いた肝臓がんの画像診断支援として以下の六つの研究テーマについて研究を行なっている。

 


 

1-1. 医用画像データベースの構築

1-2. 肝臓のセグメンテーション

1-3. 肝臓腫瘍の検出とセグメンテーション

1-4. 肝臓腫瘍の鑑別

1-5. 肝臓がんの早期再発予測

1-6. 肝臓腫瘍の類似症例検索